お薬には最も適した投与量があります。医師がその投与量を判断し、個人にあった処方をしています。この量を有効量といいますが、この有効量を超えてしまうと思わぬ副作用が発現することがあります。ご自分の判断で安易にお薬を増やすのはおやめになり、まずは医師にご相談下さい。
最近の錠剤、カプセルまた顆粒剤のなかには、1日分の薬が徐々に溶け出すよう工夫された製剤、胃で溶けないで腸で溶けるよう工夫された製剤、胃で溶ける部分と腸で溶ける部分に分かれている製剤などさまざまなものがあります。ですから、自己判断で割ったり砕いたりしては、本来の効果が得られないばかりか、溶け出す薬の量が多すぎて思わぬ副作用が起ることがあります。必要なときは必ずかかりつけの医師・薬剤師にご相談下さい。
病院からもらうお薬は、その時の症状を医師が診察し、その時点に応じた薬が処方されています。ですから一旦症状が改善したら取っておかずに処分するようにしてください。新たに病気になった場合は、医師の診察を受け、その症状にあった薬を処方してもらってください。
睡眠薬は一般的にアルコールなどに比べ癖、つまり依存性は少ないといわれています。ですが、睡眠薬を止める際には徐々に量を減らすなどの方法が必要です。急におやめになると一時的にかえって不眠の症状が増す事もありますので、必ず医師に相談し用法用量を調節してください。
本来飲むべき時間と次回服用予定時間のどちらの時間が近いかが重要です。次回服用予定時間が近い場合、1回分はお飲みにならず、次回から新たに飲み始めてください。もし次回服用予定時間までより飲み忘れた時間が近いのであれば今すぐ1回分を服用されてかまいません。くれぐれも一度に2回分を服用しないようにしてください。
ある方には非常に良く効くお薬でも、他の方の体に合わず、副作用などを起こす場合があります。ご自分のお薬を他人にあげるのはおやめください。
確かに以前はお茶と鉄剤は一緒に飲んではいけないと言われていました。しかし、お茶が鉄剤の吸収に影響を及ぼすのはほんのわずかで、薬として鉄剤を飲む場合、それ以上の量の鉄剤を飲んでいるため、治療効果に大きな影響を与えないことがわかっています。ですから、最近ではお茶を禁止する必要はないという説に変わってきました。抹茶、濃い玉露など特別なお茶を除き、お茶を飲むことに心配はいりません。
食後30分とは大体の目安です。できれば30分くらいしてから飲まれるほうがいいということで、飲み忘れるようであれば、食後すぐ飲まれてもかまいません。
お薬の中には食前にお飲みいただかないと十分な効果が得られない場合があります。自己判断で服用方法を変更するのはよくありません。かかりつけ医師・薬剤師にご相談下さい。
健康食品はたとえ錠剤やカプセルの形をしていてもあくまで食品です。厚生労働省の厳しい審査・承認を受けていないため成分や副作用に関してはほとんどわかりません。一方医薬品に関してはこれら厚生労働省の審査・承認基準をクリアした後初めて医薬品として承認されるうえ、その後も副作用に関する情報収集・調査の義務が課せられています。この事が大きな違いといえます。