お薬手帳とは

服薬情報の一元管理

• 処方された薬やその用法・用量、副作用情報等を記録することで、服薬状況を正確に把握することができます。
• 入院時に院内で使用した薬剤や退院時の処方薬、その処方背景に関する情報を記載してもらうことで、医療機関や薬局だけでなく、ケアマネジャーや訪問看護師、介護福祉施設などの介護関係者とも情報を共有し、多職種での連携をスムーズに行うことができます。
  熊本県薬剤師会では、お薬手帳に貼付できる連携シートを作成し、医療機関・介護事業所に配布しています。
  医療と介護の連携シート

医療安全の向上

• 過去の処方歴や併用薬、アレルギーや副作用歴を確認することで薬の重複や相互作用、副作用の発現を防ぐことができます。

緊急時の情報提供

• 急病や災害時に、お薬手帳があれば医療関係者が迅速に適切な治療を行えます。

健康管理

• 自分自身が薬についての理解を深め、治療効果や副作用をモニタリングする助けとなります。

複数の医療機関で診察を受ける場合

• 他院で処方された薬の情報を共有し、薬の重複や相互作用を回避します。

災害時や旅行中のトラブル

• 自分の薬の情報が分からなくても、手帳があれば医師や薬剤師が適切な薬を選べます。

副作用の把握と対応

• 過去の副作用歴を記録しておくことで、副作用の再発を防ぎます。